タマ

職場まで車通勤しているのだが、新潟では日中雪が降ると、帰宅する頃には車がすっぽり雪で覆われている事がある。

そんな時はスノーブラシで車を雪から取り出して、車の前の雪をスコップでどかさないと動かすことができない。

先月の大雪の時も、そうやってから帰ったのだが、その時、ジャンパーのポケットに入れたスマホを知らずに落としてしまった。

帰りの渋滞の車の中でスマホがないことに気がついたのだが、もう戻ることもできない。

家に帰って、パソコンから「端末を探す」で場所を検索したら、職場の駐車場が表示された。

もう雪に埋まっているだろうけど、なんとか生きていてくれと願いながら、次の日の朝を迎えた。

出社し、駐車するスペースを確保するため職場の駐車場の雪かきをしていたら、となりで同じく雪かきをしていた会社の人が、「雪の中から携帯出てきた~」と言ってビックリしていた。

私はお礼を言って画面をタッチしてみたら、まだ動いた。

遭難していた仲間が無事救助されたような気分だった。

 

雪の中に埋もれた人を助けると言ったら、忠犬タマ公が思い浮かぶ。

忠犬タマ公-Wikipedia

雪に埋もれたご主人、刈田吉太郎さんを2年で2回も助け出した犬である。

まあ、2年で2回も雪に埋もれる刈田さんもちょっと・・・とは思わなくもないが、タマ公はとても人気があり、新潟駅と白山公園にタマ公の銅像がある。

いくつ銅像があるのか気になったので、他の新潟出身の偉人も含めてちょっと調べてみた。

新潟県内での銅像の数

上杉謙信     6体
河井継之助 1体
前島密        1体
山本五十六 1体
タマ             5体
田中角榮     1体
小林幸子     0体
たかの友梨 0体
(14office調べ)

なんと、レジェンド上杉謙信とタマが他の偉人をぶっちぎりの大差でトップ争いをしているではないか!

上杉謙信の最新の銅像は北陸新幹線開業時にできた上越妙高駅の銅像だから、つい最近まで、タマが上杉謙信と並んでトップだった。

タマも偉いけど、山本五十六とか、もっと評価してあげてもいいような気がする。