外国人の店員さん

朝、出勤前にコンビニへよって、お昼を買っていく事がよくあります。

私はだいたい、どん兵衛と塩おにぎり。

新製品のカップラーメンが出ると、ついつい買ってしまいますが、やっぱりどん兵衛に戻ってくるという感じです。

新潟のコンビニは家族経営のところが多いけど、東京にいた頃、職場近くのコンビニには若い外国人の店員さんが多かったです。

 

名前は確か、グエンさんと言ったでしょうか?

東南アジア系の若い男の人が店員をしていました。

忙しい朝の時間帯、まだ不慣れなグエンさんのレジの前には行列ができ、「早くしろ」と言わんばかりのお客さんの視線を浴びて、テンパりながらレジ打ちをしていました。

私自身テンパリストなので、行列に並びながら「慌てなくていいよ」と心の中で応援していました。

 

お昼休み、いつもの通りどん兵衛にお湯を注ぎ、まだかまだかと時計の針とにらめっこしながら5分待ちました。

5分経って、さあ食べようとレジ袋から割り箸を取り出そうとした時、そこにあるはずの割り箸がありません。

割り箸の替わりに入っていたのは、プラスチックの大きめのスプーン。

「グエンさん、、せめて、間違えるならフォークと間違えてほしかった。。」

すっかり出来上がったどん兵衛とプラスチックのスプーンを前に、私は途方に暮れてしまいました。