ナチュラリー

youtubeで昔の洋楽の映像を見ていた。

家に居ながらにして、好きな音楽の映像が見られるなんていい時代になったもんだ。

ギルバード・オサリバンの「アローンアゲイン」の映像を見た後、歌詞の詳しいニュアンスが知りたいと思って、日本語訳のサイトをいくつか見てみたけど、どれも納得がいかない。

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Left standing in the lurch at a church

Where people saying: ”My God, that’s tough

She’s stood him up”

No point in us remaining

We may as well go home

As I did on my own

Alone again, naturally

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最後の”naturally”を「当然だ」とか「自然に」など辞書の言葉をそのまま使っている。

主人公はずっと一人ぼっちで生きてきて、このままずっと一人ぼっちなのかなと思っていた。

だけど婚約者と出会い、もう一人ぼっちじゃないと喜んでいた。

しかし結婚式当日、婚約者は現れず、参列者は「いてもしょうがない」と言ってみんな帰ってしまった。

一人取り残された主人公の言葉が、”Alone again, naturally”。

この場合の”naturally”をあえて日本語にするなら「やっぱりね」だと思う。

「これからは違うと思ったけど、結局自分は一人ぼっちなんだ、やっぱりね。」っていう寂しさ、切なさがこの曲の世界観であって、”naturally”を「当然だ」と訳してしまうと、全く別のものになってしまう気がする。